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NARUTO-ナルト-「中忍選抜試験編~第三の試験・本戦~(巻ノ十一~巻ノ十三)」のあらすじと感想

こんにちは!dearPU(でぃあぷ)です。

今回は中忍選抜試験編もいよいよ終盤、第三の試験・本戦のあらすじと感想をまとめたいと思います。

一ヶ月の準備期間を経て対戦の日を迎えたナルトたち。各自の修行の成果はどう活かされるのでしょうか?予選よりもさらに激しい本戦の幕開けです!

強敵たちに対してナルトやサスケがどのように戦っていくのか、ぜひ最後までお楽しみください!

※この記事はネタバレを含みます。

※この記事中のすべての画像は「NARUTO-ナルト-コミックス」からの引用です。

目次

中忍選抜試験編~第三の試験・本戦~

あらすじ

うずまきナルト vs 日向ネジ

敵の点穴(チャクラのツボ)をついてチャクラを練れなくするネジを前に、ナルトは影分身で5人に分身して対抗します。しかし、影分身による攻撃はすべて防がれ、一人になってしまうナルト。

影分身で勝負を挑むナルト 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

続いてさらに大人数に分身し、攻撃を仕掛けるナルトですが、後ろで一人安全にしているのが本体だと見抜かれ、ネジの攻撃を喰らいます。しかし、それはナルトの作戦であり、わざと分身の一体に後ろに退かせていたのでした!

すきを突いたナルトの攻撃をモロに受けたかのように見えたネジですが、その瞬間体中のチャクラ穴からチャクラを放出し体を回転させて敵の攻撃を受け流す・八卦掌回天により、ナルトの攻撃を受け流します。

ネジの絶対防御・八卦掌回天 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

そして続くネジの攻撃・柔拳法八卦六十四掌を受け、全身64個の点穴を突かれたナルトはもう立つこともできないと言われます。しかし、気合で立ち上がり、なおも立ち向かおうとするナルトに、ネジは日向家の宗家と分家の間の因縁について話し出します。ネジのお父さんは分家だったため、宗家の者であるヒナタの父親を守るために影武者として殺されたというのです。そして、人の運命は生まれながらに決まっており、落ちこぼれのナルトがネジに勝つことも決して出来ないと言いはるネジ。

八卦六十四掌 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

そんなネジに対し、全身のチャクラ穴を閉じられているナルトはもう成すすべがないように見えましたが、その時ナルトは自分にはもう一つのチャクラ(九尾のチャクラ)があることを思い出します。そして自来也との修行の成果を活かし、九尾のチャクラを引き出すことに成功したナルト!体術でネジを追い詰め、さらに渾身の一撃を放ったときネジは回天で応じ、両者吹き飛ばされて地面にめり込みます。

九尾のチャクラを引き出したナルト 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

穴の中からネジが立ち上がり、ナルトは穴の中で倒れたかに見えましたがそれはナルトの分身。地面を掘り進んだナルトがネジに地面からの一撃を食らわし、戦闘不能にさせ勝利します。

地面を掘り進んで渾身の一撃を放つナルト 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

医務室に運ばれたネジのもとに、ヒナタの父親がやってきます。そして、ネジの父親は影武者として嫌々殺されたのではなく、里や家族を守るために自ら死を選んだことを伝えます。ネジは改心し、運命は自ら変えていくものだと考えを改めるのでした。

奈良シカマル vs テマリ

本来はサスケvs我愛羅の戦いが行われる予定でしたが、サスケの遅刻により後回しになります。続く油女シノvsカンクロウ戦ではカンクロウが作戦前に手の内を明かしたくないからと棄権します。

そして観衆がブーイングをする中でテマリと戦うことになったシカマル。やる気が出ない様子ですが、テマリからの攻撃を受け、否応にも戦いが始まります。

やる気を出したシカマル 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

影を使うことがテマリにバレているとはいえ、他に術もないため影真似の術で勝負を挑むシカマル。テマリの攻撃を躱しながら影を伸ばしますが、影を伸ばせる距離には限界があり、その限界ラインをテマリに把握されます。

影の攻撃限界距離を把握したテマリ 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

そしてテマリの攻撃を受けながら時間を稼いだシカマルは再び影真似の術を使います。テマリは先程把握した安全圏にいると思われましたが、時間稼ぎによって太陽が沈んでおり、先程よりも影が伸びてきます!それをすんでのところで躱したテマリですが、上空にシカマルの服が浮かんでテマリに近づいてきており、その影の分もシカマルの影に取り込まれてさらに追い詰められます。

テマリを追い詰めるシカマル 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

その攻撃もなんとか躱したテマリが反撃に出ようとしたところ、なんと体が動かず、影真似の術を決められています。実は先程までの攻撃で、テマリはナルトが掘った穴の近くまで追い込まれており、その穴の中にできる影を利用して、シカマルは影真似の術を成功させたのでした。

影真似の術成功 出典:NARUTO-ナルト- コミックス12巻より

テマリを拘束することに成功したシカマルは、それ以上できることがないとギブアップを宣言し、勝者テマリでこの試合は終了します。

うちはサスケ vs 我愛羅

カカシ先生とともに試験会場に遅れて到着したサスケ。なんとか失格にならずに済み、我愛羅との闘いが始まります。

砂の攻撃を仕掛ける我愛羅に対してサスケは体術で勝負を挑みます。そしてなんと、あのリーと同等のスピードで攻撃を仕掛け、我愛羅の砂の鎧にダメージを与えます。そのまま、体術で我愛羅を追い込んでいくサスケ。

体術で我愛羅を追い込むサスケ 出典:NARUTO-ナルト- コミックス13巻より

すると我愛羅は全身を大きな砂のドームで覆い、なにやら印を結び始めます。そんな我愛羅を見てサスケは新技・千鳥(カカシの雷切)を発動し、我愛羅の絶対防御を突き破ってダメージを与えます。

千鳥!!! 出典:NARUTO-ナルト- コミックス13巻より

ダメージを受け出血したことで動揺した我愛羅は、一瞬砂の守鶴(一尾)の姿を現しますが、すぐに元の姿に戻ります。その姿を見てサスケが動揺しているとき、試験会場の観客全員が幻術にかかり意識を奪われます。

会場全体に幻術が 出典:NARUTO-ナルト- コミックス13巻より

木の葉の上忍を始めとするエリートたちは自らの幻術を解除し、また火影・風影のいるステージに煙玉が撒かれたところで砂の忍・音の忍達による木ノ葉崩しの作戦が始まり、中忍選抜試験は終了となります。

感想

ついに中忍選抜試験編が終了しました!いかがでしたでしょうか?

今回は第三の試験・本戦についてまとめましたが、予選に負けず劣らず内容の濃い試合ばかりでしたね。ここでは一つ一つの試合について順番に見ていこうと思います。

うずまきナルト vs 日向ネジ

百眼を持ち、日向家に伝わるあらゆる術をマスターしている天才・ネジに対して、落ちこぼれのナルトが作戦を駆使して挑んでいくのが熱い試合でした。

初めの影分身のところではナルトの作戦が功を奏し、ネジに一撃を入れることが出来ます。しかし、敵もさる者、ネジは八卦掌回天によってナルトの攻撃を受け流し、無傷のままです。このときの絶望感、そして八卦六十四掌で点穴をすべて閉じられたときの絶望感がこの後の試合展開をより熱くしていますね。

九尾の力を安定してコントロールして、勝利を掴み取ったナルト。本当に自来也との出会いは、ナルトの運命を大きく変えましたね。そしてナルトに負けることでネジの運命も大きく変わりました。

負けを認めて、運命は自ら変えていくことができると考えを改めるネジ。父親の死を受けて考えが凝り固まってしまっていただけで、本当はとても素直な性格なんだなと思いました。ヒナタとの確執も無くなり、仲良くやっていけたら良いなと願うばかりです。

今回の試合でナルトは里中の人にその実力を見せつけ、万年落ちこぼれのいたずら小僧のイメージを払拭しました。里中のものに認められる存在になるというナルトの夢に大きく近づきましたね。

奈良シカマル vs テマリ

この試合は本戦の中でも特にお気に入りです。

ナルトでは大きな力を持たないものが作戦を駆使して自分にできる方法で勝利を掴み取るという展開が多く読んでいて飽きさせませんが、この試合もその最たる例だと思います。

影真似の術というお世辞にも強いとは言えない術一本で戦うシカマルが、地形や忍具を駆使して闘い、影真似の術を成功させる様子が本当にかっこいいです。

テマリもテマリで分析力に長けており、基本的にテマリ視点で進行するこの試合は、シカマルが頑張ってはいるけれどテマリには及んでいない様に見えます。しかし、最後の影真似の術成功のときに種明かしがあり、またそれまでの攻撃もその最後の攻撃への布石だったのかとテマリが気づくことでシカマルが何手も先まで読んでいたことがわかり、読者もはっとさせられるという展開が面白いです。

そして、最後その先はもう戦えないからと潔くギブアップするシカマルがかっこいいですね。私はシカマルのやる気が無いようでやる時はしっかりしており、冷静沈着な判断をできるところが大好きです。また、後のエピソードで出てきますが仲間想いな一面もあり、そこも好きです。

以上、シカマルのファンの感想でした。

うちはサスケ vs 我愛羅

この試合については少し文句があります。サスケはうちは一族の血を引く天才であることはわかっているのですが、一ヶ月の修行でリーと同程度のスピードを手に入れたというのがどうしても納得できませんでした。リーの「努力の天才」というのは本当の天才が数週間で超えてはいけないと思います。体術しか取り柄がなく、努力で体術だけは誰にも負けないレベルにまで成長したというリーの凄さが霞んでしまうなと思いました。

試合展開ですが、サスケはリーと違って忍術で攻撃ができるので、火遁や手裏剣を組み合わせたいつものスタイルで戦ってくれたほうが、サスケの個性が活かせたんじゃないかなーと思います。

我愛羅に傷を負わせて我愛羅が殻にこもってからの千鳥の流れはかっこよかったですね。やはりカカシの後を継ぐのはサスケなのでしょうか?そして我愛羅の正体について少し匂わせたところで中忍選抜試験は終了となります。

中忍選抜試験編~第三の試験・本戦~の感想は以上です。

まとめ

今回の記事ではNARUTO-ナルト-「中忍選抜試験編~第三の試験・本戦~」についてあらすじと感想をまとめました!

少しでもナルトを思い起こすもしくは興味を持っていただいて楽しんでもらえれば幸いです!

次回は怒涛の展開、木ノ葉崩し編です!!

今回の記事は以上です。

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