NARUTO-ナルト-「波の国編(巻ノ二~巻ノ四)」のあらすじと感想
こんにちは!dearPU(でぃあぷ)です。
ナルト面白いですね~。数年ぶりに読み返していますが1巻1巻面白くて感動してしまいます。
ナルト感想シリーズ第二弾の今回は、初期の中でも私のお気に入りでいつまでもラストシーンを鮮明に覚えている「波の国編」です!
このお話に出てくる敵・再不斬(ザブザ)は敵の中でもどこか憎めない、人気のキャラクターです。(そもそもナルトに出てくる敵はみんな良いキャラクターですよね)
初の大任務であるタズナさんの護衛任務に就いたナルトたちにはどんな困難が待ち構えているのでしょうか?どうぞ最後までお楽しみください!
※この記事はネタバレを含みます。
※この記事中のすべての画像は「NARUTO-ナルト-コミックス」からの引用です。
波の国編 ~vs再不斬・白~
あらすじ
無事に忍者の仲間入りをしたナルトたち第7班はカカシ先生の指導の元、毎日任務に明け暮れていました。しかし、やってくる依頼は逃げ出した猫の捜索や子守り、隣町へのおつかい…etcとしょぼいものばかりでした。そしてついにナルトが駄々をこね始めます。「オレってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!」
そんなナルトを見かねて三代目火影が紹介したのは下忍には難しいCランクの任務でした。内容はというとタズナという飲んだくれのおじさんの護衛です。タズナは自らのことを橋作りの名人と言い、国に帰って橋を完成させるまでの間命をかけて護衛しろと言う事でした。
タズナさんの護衛任務に就いたナルトたちでしたが、木ノ葉隠れの里を出てすぐのところでなんと他国の忍者からの襲撃を受けます。まずはカカシがやられ、次にナルトが狙われますが、サスケが助けに入り大活躍、そして変わり身で助かっていたカカシが敵を拘束し、事なきを得ます。しかし、ナルトは全く動くことができず足を引っ張ってしまったと悔しがります。
タズナさんの話を聞くとどうやらタズナさんはガトーという大富豪から命を狙われており、実は今回の任務は他国の忍者にも襲われる危険性のあるBランク以上の任務ということでした。
しかし、ナルトの一言とタズナの恨み節で任務の続行が決定!今思うとカカシ先生はこのとき、3人の下忍を抱えても任務をやり遂げる自信があったのですね。恐るべしカカシ先生…
波の国に上陸してすぐに、ナルト達は再び敵忍者の強襲を受けます。次の敵は霧隠れの抜け忍である桃地再不斬(ももちザブザ)でした。カカシが特異体質である写輪眼を使い、応戦しますが再不斬の水牢の術により捕まってしまいます。それを助けたのはなんとナルトでした!サスケと協力し風魔手裏剣と影分身・变化を組み合わせ、見事カカシ先生の救出に成功します。
救出されたカカシは写輪眼のコピー能力で再不斬を圧倒しとどめを刺そうとしますが、その瞬間どこからともなく現れた少年が再不斬の首に千本という針のような忍具を刺し息の根を止めてしまいました。謎の少年はそのまま再不斬の死体を持ち帰りますが、なんとその正体は再不斬の味方である白(はく)であり、再不斬を仮死状態にして助けたのでした。
カカシは後でそのことに気づき、写輪眼で消耗したカカシの体力が戻るまでの間、次の戦いに向けてナルトたちに修行を課します。その内容はなんと木登り!足の裏にチャクラを集中して木に貼り付くようにし、手を使わずにできるだけ高い位置まで登るというのです。初めは苦戦するナルトとサスケでしたが毎日修行に励むことで徐々にコツを掴み、てっぺんまで登れるようになったのでした。
修行が終わる頃、再び再不斬の襲撃があります。今度は初めから白も一緒に姿を現し、戦いを挑んできます。修行の疲れで寝坊したナルトを除き、サクラはタズナの護衛につき、カカシvs再不斬、サスケvs白の戦いが始まります。
スピード勝負で白を上回り一撃を入れたサスケでしたが、そこで白が本気を出し秘術・魔鏡氷晶を発動します。鏡に反射する白から繰り出される怒涛の攻撃にサスケが倒れたとき、遅れてナルトが到着します!しかし、ナルトが来ても状況は悪くなるばかり。白の攻撃の前になすすべなく蹂躙されます。
一方カカシはナルトたちを助けるため再不斬を早く倒そうと写輪眼を発動しますが、再不斬は霧隠れの術で視界をゼロにして写輪眼を封じます。再不斬は音だけで獲物を捕捉して音もなく殺す、サイレントキリングの達人でした。
またまた場面はサスケたちに戻り、二人は白の攻撃を受け続けていますが、サスケがだんだん攻撃を見切れるようになってきます。そして戦いの中で、なんとうちは一族の血継限界・写輪眼を目覚めさせるのでした。
しかし、それに気づいた白がナルトに攻撃を仕掛け…サスケはナルトをかばって白の攻撃を受け倒れるのでした。それに気づいたナルトは怒りのあまりキュウビの力を発揮し、今度は白を圧倒します。もうナルトに勝てないと悟った白は自分を殺すようにナルトにお願いします。「再不斬の武器になりきれなかった自分にはもう存在価値はない」と…
その頃カカシは口寄せの術で忍犬を召喚し、再不斬を捕獲、雷切でとどめを刺そうとします!それに気づいた白はナルトの前から姿を消し、命をかけて再不斬を守ります。その後カカシ対再不斬の戦いは続きますがカカシが再不斬を圧倒し、再不斬の両腕を使えなくします。
そこにガトー率いるゴロツキ達が現れ、再不斬やカカシたちを皆殺しにする計画であると告げます。一旦停戦となったカカシたちですが、白の亡骸をぞんざいに扱われた再不斬は怒りを込めてガトーたちに襲いかかり、ガトーの首を跳ねます。そして波の国の住民たちもカカシたちに加勢し、ナルトたちの勢いに押されたゴロツキ達は逃げ出していってハッピーエンド。再不斬は白の隣で静かに息を引き取るのでした。
感想
あらすじ、大変長くなってしまいましたがいかがでしたでしょうか?
ナルトの一番の見所はなんと言っても個性豊かなキャラクターたちですね。その魅力は敵キャラにも当てはまり、今回の敵再不斬&白も例外ではありません。
予想ですが、再不斬は水影を暗殺して里を手に入れるという野望があったのではないかと思います。しかし、うまく行かずに里を終われ、抜け忍として一生追われ続けることになり、その中で出会った白は再不斬にとって唯一の心の拠り所だったのではないでしょうか?
再不斬は白に対して「自分にとってただ便利な道具としてそばに置いてやる」といったことを言いますが、初めは本当にそのつもりだったとしても徐々に絆が芽生えていったんですね。白がナルトに負け、自分はもう再不斬にとって不要となったので殺してほしいと頼んでからの命をかけて再不斬を守りに行くシーンはぐっと心に来るものがあります。そして白が死んだ後、口では強がりながらも心は動揺していて、カカシ相手に苦戦する再不斬。最後、ナルトに「白がどれだけ再不斬のことを想っていたか」を言われた後の再不斬の「それ以上は…何も言うな…」はとても切ないです。
とても強い敵でしたが、戦いの中でもやはり絆は芽生えるのでしょうか?敵でありながらも再不斬と白の死に敬意を払い弔うカカシたちの姿勢もとてもかっこいいと思います。
今回のエピソードでもう一つ特筆すべきことはナルトの成長ですね。初めは全くの足手まといで依頼人を守る意識ではサクラにも負けていたナルトですが、今回のエピソードの中で目まぐるしく成長し、カカシを助けたり、白を倒すほどにまでなります。特にカカシを再不斬の水牢の術から救うために影分身や変化を駆使して戦うシーンは必見です。ナルトでは今回のように忍術や作戦を駆使して勝利を掴み取る展開が多く、ハラハラさせられますし戦闘シーンの見ごたえもありますね。
あと、今回のあらすじには収まりきらなかったのですが、波の国の貧しさの背景や橋がいかに希望であるのかという設定も良かったです。特にタズナの孫、イナリを代表とする国民の絶望がナルトたちによって徐々に希望に変わっていく様子は読んでいて感動しました。初めはナルトたちを認めていなかったタズナも最後は橋にナルトの名前をつけるほどに考えが変わりましたね。
以上、波の国編の感想でした。
まとめ
今回の記事ではNARUTO-ナルト-「波の国編」についてあらすじと感想をまとめました!
少しでもナルトを思い起こすもしくは興味を持っていただいて楽しんでもらえれば幸いです!
次回はいよいよ中忍選抜試験編です!!
今回の記事は以上です。
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